エンゲージメントプラットフォームTUNAG、100万ユーザー突破。
エンゲージメント向上のためのマスト制度。スタメン流の「1on1MTG」をまるっと公開!
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1on1MTGは、上司と部下が1対1で対話をするミーティングのことをいいます。多くの企業で取り入れられており、関連する書籍も出ていますよね。
スタメンではエンゲージメント経営を実践するために様々な社内制度の運用を行っているのですが、1on1MTGはその中でも欠かせない制度の一つです。
ところで、みなさんが1on1MTGを実施する目的は何でしょうか?企業によって課題が異なる中、1on1MTGも実施する背景や目的は異なっていると思います。
・上司と部下のコミュニケーションを活性化したい
・マネジメントの場として目標の進捗を確認したい
・部下の生産性を向上させたい
・職場の環境改善をしたい
このような課題の中、TUNAGを運用するスタメンでは、1on1MTGの制度運用の効果を以下のようにまとめています。
大きく分けると3つの効果に分けられ、1つ目は部下の育成、2つ目は業務の進捗確認などの管理ができる点、3つ目がコミュニケーション促進としています。
スタメン流1on1MTGは、目的を「コミュニケーション促進」に限定
では、スタメンではどんな1on1MTGを実施しているのかというと、3つ目の「コミュニケーション促進」を目的としています。
1on1MTGの目的を、まずは「日常的な相互理解」の場としてスタートしている理由は、スタメンではエンゲージメント向上のステップを以下のように考えているからです。
エンゲージメント向上には、会社と従業員、従業員同士の「相互信頼関係」が必要だと定義していますが、相互信頼関係を築くには、この図のようなステップを重ねていく必要があると考えています。
1on1MTGはまずは相互理解のためのステップ1の「きっかけ」づくりとして実施し、ステップ2の「知る」を進めるために、コミュニケーションを目的としています。
お互いのことを知らない、距離が遠い状態なのに、育成や業務管理の話をしようとしても、なかなか部下から本音は出てこないですよね……。
スタメン流1on1MTGの進め方
スタメンでは、コミュニケーション促進を目的としているため、社内制度の運用を以下のように決めています。
▼誰から1on1MTG実施を申請する?
・部下から
▼いつ、どのくらいの頻度で実施する?
・部下の良いタイミングで
・最低月に1回
▼どこで実施する?
・できれば社外でランチなどをしながら
▼何を話す?
・部下がミーティングのアジェンダを決めていい
・部下が話したいこと(ここが大事)
・上司が業務の話や指示をする場にはしない(ここも大事)
▼何を報告する?
・話した内容、感想などを自由なスタイルで
・1on1時に取り上げた「行動指針」
・記念写真(自撮りを推奨)
▼1on1MTG運用の責任者は?
・実施状況の確認や推進はエンゲージメントデザイン部
・実施データから条件や項目の改善を行うのは役員メンバー
結構細かく条件が決まっていると感じられたでしょうか?社内制度運用において「形骸化」を防ぐためには、ここまで決めたうえで運用することが必要です。
また、ご覧いただいて「?」と思った箇所があるかもしれません……。
それは、「部下から申請する」ということと、「自撮り写真を添付する」ところではないでしょうか?
「部下」が話したいタイミングで実施しています
あくまでも、上司部下のコミュニケーション促進を目的としていますので、話したいことがあるタイミングで部下から1on1MTGを実施する日時を決めています。
いきなり上司から「この日に1on1MTGやるから」と設定する形では行っていません。
コミュニケーションにも一工夫
コミュニケーション促進の場とは言えども、その内容は相談ごとが多いのも事実です。相談や不安の解消のきっかけにもなる役割をもっているのですが、ここにも一工夫。
スタメンには行動指針となるSTAR WAYがあるのですが、このSTAR WAYを話の話題に沿わせるようにしています。そうすることで話が大きくブレてしまうのを防ぎつつ、行動指針も意識してもらえるように工夫しています。
二人の自撮り写真が、その場の雰囲気や距離感をあらわしています
スタメンの1on1MTGでは、常に1on1MTG実施後に写真を撮ってもらい、報告内容に添付しています。「上司と自撮りとか絶対無理」と思うかもしれませんが(笑)
これが、上司部下の雰囲気や距離感、部下の満足度が表情から分かったりします。ある部署では画像加工アプリなどを使って楽しそうに撮影していたり、ある部署では緊張した表情で撮影していたり……。色々なことが分かるんです。
実際の1on1MTGの実施投稿はこちら。
※WorkStyle8とは、スタメンにおける働き方や業務へ向き合う姿勢、心構えについて明文化したものです。
※上司部下が離れた場所で勤務していても、WEBを通じて1on1MTGを行っています。
1on1MTGの目的、「1つの制度=1目的」で実施
スタメンでは、1on1MTG以外の制度もそうですが、1制度につき1目的で運用しています。
今実施している1on1MTGも、コミュニケーションを目的として部下に自由に話したいことを話してもらっているので、上司がこの場で目標の振り返り面談を兼ねたりはしません。あれもこれもと1on1MTGに目的を複数入れ込むとうまくいかなくなります。
スタメンでも、今はコミュニケーション促進を目的としていますが、実施状況などを見て、この目的や実施フローも改善していく予定です。
TUNAGを活用すれば、他の人がどんなことを話しているのか、どんな学びがあったのかを見ることができるので、刺激になったり、話したいことの参考になったりしています。他部署の人からコメントがつくこともあります。
このように、スタメンでは1on1MTGの制度運用も、エンゲージメント向上の一環として実施しています。